ご挨拶

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HN:小雨(こさめ) 
猫と百合が好き|レズビヤン|レトロ少女文化|漫画|百合小説|中央線界隈|ノスタルジー|ガジェット通信リモートライター|t7s支配人・QoPとセブンスが好き!


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百合発行物まとめ

2017夏冬と発行した頒布物の販売経路整理のためにもご案内させていただきます。

 

2017夏のコミケット発行「ふじょ☆ゆり あのこにヒミツを知られたら」

豊田あしほは生徒会長。
生徒の手本となるために自分の『趣味』を隠していた。
ある日共通の趣味をもつ御剣蘭(みつるぎらん)にあっさり暴かれ本性を紐解かれてしまい、ついには恥ずかしいことを強いられるように。一方、蘭の前には不穏な青年と美少年の二人組があらわれて…!?
教師や不良やオタクたちを巻き込んで展開される腐女子×腐女子ガールズラブコメディ、開幕。

《委託・通販》

メロンブックス様(予約受付中。2月には通販開始されると思います)

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●COMICZIN様(現状、購入不可となっています…やがて再開されるのかも)

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 ふじょ☆ゆり あのこにヒミツを知られたら

電子書籍

kindle

 

ふじょ☆ゆり あのこにヒミツを知られたら: 本編

 2017冬のコミケット発行「愚図にトリセツは存在しない」

ある寒い夜に加湿器が壊れた。
私、佐藤みやびは問い合わせをひとりでこなし、修理依頼するために家電を梱包して家を出た。
扉を開いたらそこには高校生のときからの腐れ縁・白石いづるが待っていた。
白石は女性から女性へ渡り歩く性質の悪いレズビアン
女にふられて行くあてがないと転がり込んだ白石を追い返そうとするも、壊れた家電をきっかけに同居することになり…

春夏秋冬をめぐる季節家電と白石と『私』の同居生活。
実在の家電が登場します。

メロンブックス

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愚図にトリセツは存在しない

 

愚図にトリセツは存在しない

愚図にトリセツは存在しない

 

 

そんな感じで改めて2017年は二冊も同人誌を出したのでがんばりました。(生きているだけでえらい論法)いや実際腐女子百合の小説本は番外編もいれるとかなりの厚みなので大変だったのです。

これをふまえて2018年は職能百合の本を出したいと思っています。あるいは外道百合。

 

ところで「既婚者女性が少女と出会い一過性の百合では? と悩みながらも最終的には好きで好きで仕方なくなって特に悪者でもない夫と離婚する百合(なんかこう財産とか立場とかなげうつやつ。確かに社会通念上夫を愛していたから少女に信じてもらえず一度はふられて苦しむやつ)」を書くとツイッターで宣誓したのでそれをちまちま書いていくつもりです。

でもこれ脳内に白百合版と黒百合版とあって、とりあえず白百合版から書き出してみています…

slib.net

今年はもう少し書く時間がほしい。

もしお気に召す作品がありましたらkindleでレビューなどくださいますとおおいに喜びます。宜しくお願い致します。

「百合ナイト 第0回」にいってきました。

2017年1月14日、歌舞伎町ロフトプラスワンで開催された「百合ナイト」に参加してきました。

百合ナイト、大変充実した一晩でした。

「歌舞伎町」の「百合ナイト」に行く、と前日に友人に告げたところ、私がレズだと知っているその友は「(女だけの)合コンですか」と確認してきました。確かにそっち系の響きしか感じられない場所とタイトル。響き的にそうなるよね、というロケーションであることは否めない。

いや、違うよ!? オタクイベントだよ…!? と説明しつつも、いまいち概要がつかめておらず、オタイベントだよな…? と内心では不安でした。

しかし行ってみましたところ、ガッチガチの安定百合オタイベントでした。

『百合ナイト 第0回』 – LOFT PROJECT SCHEDULE

 

f:id:krkawwa:20180116045013j:plain

ざっとですが記録しておきます。

もう少し詳細に綴りたい気もしますが、概要を。

 

橘田いずみさんや小玉励さん、沼田誠也監督、淡乃晶さん、高橋みのりさんと森島明子先生、それぞれに百合に造詣が深く安心できるイベントでした。

冒頭で好きな百合を一冊紹介するのはいい構成だったと思います。

 

橘田さんの「百合が好きといってもなかなか語る機会がない」という気持ちがひしひしと伝わってきて、かなり共感。SMチックな百合が好きだったりと、思った以上にエロスに貪欲な方なのだなと感じられて面白かったです。こういう言い方は失礼なのかもしれませんが既知の百合愛好家と完全にノリが同じだった。なんだか友達の話を聞いているような既視感があり個人的に入りやすかったです。百合好きの共通点なのかもしれない…

 

森島先生の「女の子は好きって周囲にいえるけれどオタクだってあまり言えない」というお話、創作活動などをしている者として深く頷く一幕がありました。

百合そのものというよりも、妄想や創作ってそうだよね! と。

この一言、ひょろっと聞こえたワードだったんですが、百合関係なしに感動してしまった。

自分も百合や女子が好きと言うことはリアルに言いやすいのですが、創作活動を周囲に漏らすと引かれてしまうことがあります。リアルはいいけれども妄想はNGという恐らくは先生の学生時代(かな?)の青き悩みが伺えてぐっときた。現在でも学生などの若さだと創作活動していることは言いづらいという風潮はあると思うんですよ。いや大人でもプロでない限りはなかなか悩ましい。

ユリ熊や百合姫に関するコメントも伺えました。生命感のある明るい未来のある百合が好きといった心持を明かして下さって、漫画の通りにまっすぐで。今まで参加したトークイベントよりも好きなことに関する話題であるため、参加できて嬉しい、楽しいと仰っていたのが、百合ファンとしても嬉しく感じました。女子が女子のハートを射抜く、みたいな表現が好きというお話を幾原監督にされていたそうで、けれども恥ずかしいから秘密に…ということでお願いしたそうなのですがバリバリにアニメに活用されていて驚いたというお話がとてもレアでした。

ユリ熊の「射撃」っていうモチーフは、殺傷ではなく女子力(百合力)をあらわしていたんだなーと実感。そういう視点で考えると、ユリ熊への洞察がとても深まる。なるほど、鉄砲を持って追いかけてる姿は単に女子に恋する女子だったのか!?

「心臓を射抜く」というより「ハートを射抜く」だと仰っていて、確かに意味合いが大きく変ってくる。ユリ熊嵐、もう一度見直したくなりました。

 

沼田監督や小玉監督はそれぞれに百合アニメに関わっている方々で、けれどもアニメをあまり見ない自分は作品を拝見したことがなくてどんな感じだろうと思ってました。しかし。のっけから「harmoney」や「ダーティペア」や「ハスメド」などディープな百合のタイトルが飛び出してきたので、信頼感がすごかったです。ハスメドやダーティペアについてはもっと語って下さってもいいのに、と感じました。

ストパニミルキィホームズ、2018年になって今更かもしれませんが見てみようと強く感じました。信頼…!!

 

高橋みのりさんは作品のプレビューなども見せてくださいました。百合展やガレットの時から色使いが美しい百合写真を撮影される方と知っていたので、ご本人をお見受けできて幸いでした。写真家らしい控えめな方で撮影される写真のイメージそのままな雰囲気。美しい一枚の撮影裏で少女たちが自然に百合的な仕草を醸したと語られ、マニア垂涎の裏話でありがたさが凄かったです。

 

淡乃晶さんについて、今回最も興味をもってうかがった方でした。舞台で百合を演目としている方がいるということ自体、この百合ナイトで知りました。映像をちらりと見て内容を多少伺っただけでしたが、悲恋や「いやいや」なシチュが好きなかなりディープな百合好きなお方で、舞台に興味がわきました。DVD買ってしまったよ…

 

「百合なめんじゃねえ」というTシャツを宣伝しており、エポックメイキングだと思いました。買えばよかったな…と思ったら劇団fragment edgeさんの公式HPでトートバッグはまだ売ってらっしゃる。買おうかな。

fragmentedge.thebase.in

 

皆さんのそれぞれの百合への想いが溢れているのが伝わってきました。

途中「百合女子会」が入り、森島先生、橘田さん、高橋さんだけの三名で語る時間があり、とてもほのぼのした気持ちに。

最後に森島先生からは「百合は宇宙…みたいな話がもっとしたかった」というキーワードが出てきて、それが締めの言葉になって、しまいにはポーズまで決めることに。

ポーズがなかなか決まらず、けれども小指を絡める仕草によう、という森島先生の提案で決まったのですが、長年百合に携わってきた先生だからこそまろびでるポーズではないかと思いました。強い…強さがすごい…と感じました。

小指を絡める、というポーズは最高だし、百合の本質を本当に理解されていらっしゃる。最後の締めが「百合は宇宙」になろうとは誰が予想できたでしょう。

 

しかしロケーションがちょっと寒かったかな、という感じです。自由席であることを失念して末端の席になっちゃった自分が悪いんですけどね。何故かこの手のトークイベントはチェックが甘いときがあって端っこになりやすいのでもうそういう宿命なんだと思う。同じロフトなら阿佐ヶ谷とかのが嬉しいな…けれど去年「捏造トラップ」試写会も歌舞伎町でしたので、歌舞伎町にこうして百合カルチャーがじわっと根付くのも楽しいのかもしれません。

 

結論、オールナイトでもまた遊びに行きたい楽しいイベントでした。

またやってほしいなー!

 

 

創作百合小説を百合っぷるに頒布してもらうとはこんなに楽しいことだったのか。

あけましておめでとうございます。
今回はコミックマーケット92のアフターレポートです。

我がサークルスペースに百合っぷるがやってきた話をします。
サークルスペースとはコミケット即ちコミックマーケットにおける頒布領域のことで、ここで語るコミケットとはC93のことを意味します。
今回のコミケット、私は創作百合ジャンルでサークル参加させていただきました。
百合が好きだし百合が読みたいし百合が書きたいからです。
ただ頒布にあたりどうしても助っ人が必要でした。
コミケットは周知の通り過酷なイベント。夏は暑くて冬は寒いのです。
何を言っているのかあたりまえのことを、と思われるかも知れません。
三日間でのべ五十万人が集う国際展示場という特殊な場所において、盆暮れを費やして消化される「季節」の「存在感」とは花鳥風月とか風流とか風雅とかそういう存在ではないのです。
コミケにおける「季節感」とはコミケが打ち立てられて初めて日本人が体験するであろう刺激に溢れているのです。
もう「夏」といったら「人が多いし暑いし臭い」を意味するし、「冬」といったら「海沿いの広大なコンクリート空間に暖房装置もなしに放り込まれ時間帯によってはシャッターが『開かれ』凍てつく風に晒される」を示すのです。
コミケには四季なんてありません。季節は二種類しかないのです。
前回、「夏」の側では売り子さまに恵まれたのですが今回の「冬」では売り子招致に困っていました。
そもそも自分にまず友達が少ない。オタクの友達となると更に少ない。
もう不惑を迎えた独身のレズビアンが売り子に恵まれるわけがないのです。みんな結婚して東京都下のマンションで家庭を築いて立派にやってます。年々届く年賀状も減っています。
私が神絵師ならコスプレ売り子さんを招致できたのじゃろうか…。
いや「創作百合」におけるコスプレってなんじゃろう。
創作百合で売り子を頼むなら百合っぷるに頼むしかないだろうけど知り合いのレズに同人誌即売会の売り子頼めそうなタイプがおりません。仕方ない。数時間愛○星夜の話を拝聴する耐久レースを覚悟しかけていたのでした。
しかし不意にそのひらめきが舞い降りたのです。

いるではないですか。いるのです。
コスプレではないがこれ以上ふさわしい二人はいないであろう創作百合ジャンルの売り子に適した百合カップルがフォロワーさんにいるのです。
それがこのお二人、創作百合写真を撮影して活動されている「lovelyChuChu2」の陽姫さんと月音さんです。端的に言えば女神なわけですが…

twitter.com

創作百合写真の活動をされている方は一人や二人ではないし、既に著名な創作百合写真の撮影家もいらっしゃる。
そうした創作百合写真の被写体。
これ以上創作百合スペースの売り子に適した存在はいないのでは?
被写体である方にフォローしていただいているという光栄に既に私は浴しているではないですか。でもご迷惑ではないだろうか。そしてお願いするのすごく恥ずかしいよ…嫌われたら…どうしよう…どうしよう…なんてこだわっていられるほどの時間はもう持ち合わせておりませんでした。
いいとか悪いとか恥ずかしいとかそういう場合じゃない。
天使二人に早速DMしたところ、なんということでしょう。
お二人はご了承のお返事をくださったのです。

軍人百合も好きな女の子二人とですよ。
そんなお二人とすごせる冬コミが約束されたのです。
それだけで諸手をあげて喜びたいのですが、事前に二人からDMが届きました。
当日の服装はどんなものがいいかという確認でした。

選択肢その一は「色違いのワンピース」。
その二は「甘い×クールな服装」という内容。

えっ、選んでいいでござるか、拙者が…ふぉあ…ぶひぃ…
お心遣いの細やかさに合掌しながらも苦悩します。
だって選べますかねこれ。半分キレそうです。色違いの双子感をかもし出される百合も好きだし、甘い×クールな服装とかもう大好物じゃないですか。選べない選べない。ちょっと遺伝子研究して二人を四人に増やしてくるから全部着てきてほしい! あっ! でもそうするとサークルチケットの数が足りなくなるから(三枚まで)最終的にあぶれた一人と私が一般参加で並んで待機すればいいのかな?
迷いに迷って、サークル名が「甘辛パラダイス」なので統一しようと甘い×クールを選択させていただきました。いや、めっちゃ嘘です。私がそっちを好きなだけです。

楽しみで楽しみで眠れず、準備は押す一方で実際眠れずに最悪のコンディションで迎えた12月31日。私は待ち合わせの時間に大幅に遅刻をしました。すごく最悪です。遅れるなんてせっかくご降臨くださる天使に対して私は阿呆か。悔やみながらも連絡をして駅のホームで待ち合わせると二人は笑って迎えて下さいまいた。謝罪するもそもそも怒っていらっしゃらず、待ち時間寒くなかったか尋ねるもスープを飲んで待っていたそうでして、大人な対応で本当に助けられました。っていうか二人の喉を暖めるスープが羨ましいです。

まあ本音はとして、写真や動画で拝見したことはあるのですが、ちょっとは工作してるんじゃないのか? とか思うじゃないですか。違うんですよ、実物も素でかわいいし動画や写真よりかわいい。美しい。怖い。何この二人の輝きやばい。スペースにこんな美女二人がいたら私閉場時間には正気を失っているのでは?
私、どうしよう…恥ずかしい…何でこんなオタクがこんな美人二人を呼んじゃったんだろう…と劣等感にさいなまれるような年齢でもないのでテキパキとなんやかや自己紹介してりんかい線へ搭乗。国際展示場駅へ移動。年をとるって素晴らしい。

陽姫さんは声がかわいくて顔もかわいくて全体的にかわいいの…
月音さんは凛々しくてスレンダーで動作がタチの雰囲気に溢れたイケ女ンだよ…
本当にありがたいと思いながらも実務的な話をしたり仮眠をとらせていただいたりと臨戦態勢を整えていきました。

会場への移動中、ふと気になったのでお二人の関係性を尋ねてみると、なかなかはっきり教えてくれないので逆にどきどきしてくる。月音さんの返答のはっきりしないところを見てこれ以上問うのをやめようと諦めかけると「セフレなんですう」と甘い声音にふさわしからぬ単語をぶちこんでくる陽姫さん。陽姫さん? 
どちらかというとまじめに見える陽姫さんがいうとしゃれに見えないからやめてっていうかそんなかわいい声でセフレとかいわれると眠れなかった脳内のクラムボンがかぷかぷ笑っちゃうよぉ…
その後も月音さんがモテて大変でやきもちばかりやいてしまう、大変、といったことを陽姫さんから聞かされる。
ははーん、私、あてられてるな? もっと聞かせて…嬉しい…
夢にまで見た「百合っぷるのネコの側の愚痴を聞かされる友達」のポジションを私は今体験している…? 
多分これあとで売り子という依頼だけですまないオプション追加の高額請求がきて同人活動終了に追い込まれる…?
どこまで本当か嘘か冗談なのかわからないままに「いい目覚まし」を頂きつつも夢見心地という不思議な状態で入場。

すべては私の不手際ですが、入場には間に合うも引き取りに遅刻してしまったことが判明。一旦、新刊だけを広げることに。
そこで私は陽姫さんにクロス敷きと留守番を頼み、月姫さんに荷物引取りをご一緒にお願いしました。
スペースの留守を守る陽姫さんの姿は完全に月姫さんの留守を預かるかわいい奥さんだったし、共に連れ立っていこうとしてくださる月音さんの姿は完全に仕事に赴く陽姫さんの配偶者…☆
なんだろうこの、夢いっぱい☆百合空間☆みたいな現実…
私、りんかい線に乗っているうちに死んじゃったのかな…
一瞬一瞬を撮影したい…
いや、けれどまわりのサークルさんに迷惑だから撮影できないしそんな時間がないのが悔やまれるしでもすごいありがたいし尊いしありがたい。もうとにかくイッパイイッパイでした。

移動しながらも月音さんとしばし雑談。
普段はどういうお仕事だとか、そういうお話などをする。
(後で聞きましたが二人の素性は各々ふさわしく、その関係性がまた…内緒だけど何そのそれ…かっこいい…っていう感じでした)(内容のある言語が発話できないなら黙っていよう!)
その合間に会話のノリなのか「こさめさん、私を好きになってくださいよ」と言い出す月音さん。頭の中でオプション料金が加算されていく。すいません、月音さん…私に払いきれない額以上のサービスは困ります。本当に始末に追えないクソレズを演じてくださってありがとうございます。口座番号を教えてください。
後で陽姫さんに言いつけちゃいますよ! 的なことを返しながらも、ああ、私は今立場的に「後でネコといちゃつくためにクソレズにダシにされるモブ」の役割を与えられている…と陶然となりました。五万でいいですか?

何度か外とスペースを行き来しつつ、お二人に新刊の帯を巻く作業をお願いする。
大変嬉々として折ってくださる二人がすごくかわいい。かわいい上に、少ない時間のなかで本当に的確に作業をこなしてくださったお二人に感謝です。そしてこんな手落ちばかりの変態がサークル主で申し訳なかった。

 

開場してからは早速買い物やご挨拶などに出かけたのですが、その間にもスペースでお二人が売り子をしてくれているのだと思うだけで幸せ。戻ってきて入れ替わりで二人が仲良く連れ立っていくのを送り出すのも幸せ。果てには陽姫さんのワンピースのリボンを月音さんが直す場面があり、私の口座からはオプション料金十五万円が引き落とされることが確定されるのでした。
創作百合小説を百合っぷるに頒布してもらうとはこんなに楽しいことだったのか。
創作百合小説を百合っぷるに頒布してもらうとはこんなに楽しいことだったのか。
良かった。
愛○星夜の話を聞かされていたかもしれない世界線の自分よ、さようなら。
今、私は女の子ふたりがいちゃいちゃする自スペに出入りするサークル主を楽しんでます。そんな余韻に浸りつつも、なんやかやで新刊はいいペースでお迎えされていきました。(ありがとうございます!)

一方でお二人はコミケ初体験ということで、新鮮な反応もちらほら。特に出際には凛としていた月音さんと宅配の荷物のあれこれで出歩いているうちに、彼女が次第に形成される列に青ざめていくさまが面白かわいかったです。
「こんなに人が…イエーイ!とか、わー!とか言わず無言で…」
ツボにはまったのか笑い出す様が新鮮でした。
そうだよ。
オタクというのはね、イエー! とかウェーイ! とか騒ぎもせずにじーっと王蟲のように壁際に向かって黙って並んでいられることのできる群集なんだ。
そういえば自分も初めて三日目で男波を見たときは恐怖を覚えたことがあり、そのときのことを思い出しました。
しかしこんなに凛々しいのにちょっとヘタレな一面も持ち合わせているとか、ギャップの魅力が満載かよ勘弁してください。もう自己破産宣告を覚悟する勢いでその場に伏して御礼を言いたかったのですが、理性が若干保てなくなっている初心者相手にそのような奇行に走れば余計にストレスを与えてしまうことでしょう。頑張って己を保ちました。シャッター外の出店も新鮮だったようで、陽姫さんに報告しているさまが愛らしくて愛らしくて愛らしかったです。
二人を送り出してから、私はスペースの机の下の棚にしまわれていた自分のものではない同人誌に気付きました。
こっそりとえっちな百合本を入手していた陽姫さん…☆
良かった…! 興味ある本がみつかったんだネ…☆
今夜は月音さんと実践するのカナ…?☆
やべえな。帰りに秋葉原で盗聴装置とか入手できねえかなとか思うのも自然の摂理。
私は、百合を好きで良かったと思いました。(作文)

もう本当に一緒にいるだけで色んな仕掛けがあるの…

色んな仕掛けがあって油断ができない一日だったんです…助けて…

なんかこういうアトラクションないかな?

教室を模したカフェかなんかに入るとそこここに百合の形跡が見受けられて尊さで立ち上がれなくなるような、そういう百合ハプニングバーみたいなのがほしい…

いっそ私が起業してやろうかちくしょう…殺す気かちくしょう…

 

帰りはせっかくなのでシーバスに搭乗しました。
革張りの椅子はゴージャスなので三人で掛けたのですが、その配置が良くなかった。
私が真ん中に座り、両隣にお二人が。
「好きなタイプは?」などと聞いてくる陽姫さん。星座占いの話ではしゃぐ月音さん。
完全にいかがわしいレズビアン専用キャバクラだよ、ここ。
ドンペリいくら注文すればいいの?
フルーツも食べる?
東京観光汽船はいつからこんなサービス始めたの?
ここはシーバス…だよな?
お二人は実際もう本当にその手の仕事で食っていけそうだし、私は口座も閉鎖されているので自宅を担保に出すしかないけどそれでもいいか。
ホステスレズビアン、しかも上級の売れっ子バリタチだけどちょっとヘタレ☆な月音嬢と、天然スイーツなのにたまに恐ろしいことを言ってくる陽姫嬢に囲まれ、ただただありもしない金を自己投資もせずレズサロンのトップ2な二人にぶっこんでしまう不惑オタク廃課金レズ自分みたいなものを発見して、いやこれ今日はコミケで二人は売り子だったからいいけど将来的に本当にこういう店できたらやべえな…とひしひしと危機感を覚える年の瀬でした。

しかも帰りのりんかい線で陽姫さんのお顔(髪?)のごみをとってあげる月音さんという構図が席の配置的に私からは二人が甘いキッス(80年代の表現)をしているようにしか見えなくて…
ついに私は家も財産も失い路頭に迷うことになるのでした…
ありがとうございました…

ご馳走様でした…

 ☆

実質、創作百合ジャンルで創作百合の被写体さんを招致する試み自体をしているサークルさんを見たことはないのでかなりな勇気がいりました。でも、お招きしてよかったです。
実写とアニメや漫画は別! と考える百合好きさんも中にはいそうですが、参加者さんや周囲のサークルさんの反応も悪くなかった。
月音さんや陽姫さんにとっても緊張することが多かったかもしれませんが、楽しんで下さったようで良かったです。良かったらまたいらしてほしすぎる。
美しい二人に遭遇できた一般参加者さんの感想も知りたいところです。


陽姫さんと月音さんに心より感謝申上げます。

個人的には今回のイベントでは自分の反省点が多く、なんだかんだお二人への事前アナウンスも不足していた感もあり申し訳なかったこと(でもお二人は終始優しかったしずっと楽しそうにしてくださったし合間合間に「初めてのコミケ」をお二人なりに楽しんでくださっていたようで良かったですしかわいかった)、サークル遅刻はしていないものの宅配の引き取り遅れや尊敬する作家様方へのご挨拶が充分できなかったこと、っていうか徹夜は個人的に最大タブーだったのに時間がなかったこと、次回以降は改めたいと感じました。

そして! コミケットにおいて、私の創作物である家電レズや腐女子百合を入手しにきてくださった参加者の皆様に、心より御礼申上げます。

そんな感じの我がサークルですが何卒本年も宜しくお願い申上げます。

 

活動概況

活動が散り散りになってきたので最近行ったことをまとめておきたいと思います。

ツイキャス「ゆりがたり」

大北紘子先生の作品について語らせて頂きました。

Live History - krkawwa - TwitCasting

放送後に大北先生から生の百合作品ネームを頂いてしまったりと今さらっと語ってるけどこれ大変なことだからな。大変なありがたきハピネスだからな。大変ありがたきハピネスに見舞われたので私は年を越すことが無事にできるのかどうか。シェパーズパースの奇跡を忘れない…

www.pixiv.net

みんな「楽園の神娘―クロリス―」を読んで。ほんと…イイから…

軽い口調でしか語れないのが口惜しいけど元百合姫で掲載されていた大北先生が今は講談社で連載している漫画が素晴らしい、誰かこの事態を解説してくれ。

 

楽園の神娘(1) (アフタヌーンKC)

楽園の神娘(1) (アフタヌーンKC)

 

 

「ゆりがたり」は好評だったので年明けにまたやります。新旧問わず語りたいものが色々。

百合キャスもコンスタントにやっていけたらいいけどな…

百合の話を聞いていたらいつの間にか全員篠北礼子のファンになっていたみたいなことにしてやるからな…そう、私はいずれ「やじきた学園道中記」とか語りたいんだ。いつの間にかそういうことになるよう洗脳してやるんだからな。(何もかも口に出すよ)

 

○Enty終了

同人誌リリースや過去作品のお蔵出しの場として大いに活用させていただいたのですが、2017年末をもちまして、続けていたシリーズ終了にあたり、きりがいいので一旦終了いたします。

既存会員の方に熱く御礼申上げます。詳細はEnty内にてご確認ください。

enty.jp

 

冬コミ参加します

新刊出しますよ。今回の表紙はあおい華葉様です。

「愚図にトリセツは存在しない」は実在家電の登場する百合短編連作小説です。

クズなレズと同居する羽目になったOLさんが季節ごとに家電のトラブルに見舞われたりその故障を修理したりなんかしていくうちに百合めいた何かが生まれるあれな小説です。140P/文庫サイズです。

www.pixiv.net

既刊は「ふじょ☆ゆり」です。表紙は水菜アナゴ様。

www.pixiv.net

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スペースはツイッターとかでチェックしてね。

こさめ@土曜東ア20b (@krkawwa) | Twitter

 

○noteで始めたマガジンがあります。

note.mu

マガジンそのものは無料だけどnote(ページごと)は有料みたいな感じになってしまったので割高感があるかもしれない…でも創作の秘密があるのであんまり無料にはできない。初回分はEnty有料会員向けにはリリース済みの内容なので既存会員の方はお気をつけ願います。内容まったく同じです。

 

 

 

2018年はkindleをメインに長めの百合小説を書いていきたい。

ひとつ、完全に網羅したい物語があるのです。そのための勉強が不足している。

長い長い物語を綴りたいです。記事もコラムも楽しいのですが、物語がやりたい。

がんばります。

 

 

 

 

 

 

ゆりがたり 大北紘子/大北真潤先生編 

神の作品について語ったら授かり物を受けた。

思いがけないことがあるもので、本当にそれは軽い気持ちからはじまった。軽い気持ちといっても実は重い気持ちが詰まっている言葉で、ふわふわ雲に浮いているようなつぶやきをしてみたのだ。

おおきたせんせいの百合を語りたいから週末にツイキャスしたい

— こさめ@土曜東ア20b (@krkawwa) 2017年12月8日

 

「青野君に触りたいから死にたい」(椎名うみ/講談社)みたいな口調で。
実は今年に入ってから百合に関する放送をニコニコなどでやらせっていただいたことがあった。それがそれなりに楽しくて、一回でいいからひとりでやってみたくなったのだ。いつどこでなにをどうすると具体的な概要を示さない本当にふわっとしたプランをつぶやいてみた。

ツイキャスなら手軽にできるのだ。
年内にやり残したことのひとつとして「大北紘子先生作品のよさを訴える」があったが、やりそびれていたのだ。心残りであったのだ。

大北紘子(おおきたひろこ)先生こと大北真潤(おおきたまひろ)先生の新しい単行本「楽園の神娘―クロリス―」が2018年1月5日に発売されるという啓示を得て、ますます年内に布教をしなければ…と思いを新たにしたつもりでつぶやいたのだ。

語るなら今だ…そう意を決してつぶやいてみた。


そうしたら神に声が届いた。

聞きに行きたい~

大北真潤 (@ohkita_mahiro) 2017年12月8日

 

このときの私の心境として、まず真っ先に「大北紘子先生って実在するのか」(アカウントをフォローはしているが実在性の疑わしい神威に満ちている側の神なので絶対に五感では認識できないはず)「今私のツイートを神が認知した」(下賎のもののふわっとした声をなんか更にふわっとリアクションした)「恐らく私の余命はもういくばくもない」(こんな幸運がありえるのか、神よ私はどんなものでもささげます)ということが思考されたのだが、とにかく頭が真っ白になった。
なんというかつまり昇天した。さようなら、みなさん。さようならでございます、地球様。そんな具合に草野心平の蛙が地球にわかれをつげる詩のような現実との乖離に至った。至るだろう。至らざるをえないだろう、これは。

よしんば神がリアクションしたとして、私の配信を聞いてくださるなんて…って聞いてみたいって仰っているな、人間にわかる言語で…と何度も疑わしい気持ちでこの信心の不足しながらも神の望むままの子羊としてその後も放送内容について具体化していくつぶやきを行ってみた。

とにかくふわっとしたつぶやきから始まってそのようなことが起こりえるはずはない。しかし神は私が具体的なことをつぶやくとその都度反応を、御RTや御拡散などの神威を発揮され、つまりなんというかありがたいご対応をくださる。何がどうなっているのか。

僭越ながら大北紘子神のことを作品とともに紹介する。
2011年から『コミック百合姫』(一迅社)で鮮烈にしてヴィヴィッド、鮮やかなる(すべてが重複用語だが本当にそうなんだ)デビューを果たされ、そのシビアな世界観と対照的な華やかな画風で少女たちの時に残酷とも言える物語、すなわち百合漫画を数多く掲載。

2012年6月に「裸足のキメラ」が刊行。
2013年6月に「月と泥」、2014年7月に「Vespa」が刊行されている。
これらの三作品は私にとって百合の教科書、教本。

つまりまあ、神なわけ。キレ気味にそう言いたい。

どこらへんが神かというと、旧来のSとか百合というのは客観視して鑑賞した時に鑑賞に耐えうる美しい少女が美しい少女と制服や校則の制約のなかでどうやって羽化するのか、という瞬間とともにその情愛を描いた(以下略)、一言であらわせば幻想的なものとして表現されることが多かった。
一方で百合姫というのはそこにどこかシステマティックな葛藤を入れたり一筋縄でいかない設定をしつらえたりもしてくれて、どこか新しさがあった。

大北先生の百合は完全に新しかった。鮮烈って五万回あらわしたい。

 

「月と泥」の帯にはこう記されている。「男なんてみんな死んじゃえばいい」と。
これは要するに男性排除の意思があるように見えて、今見ても過激なコピーだと感じる。
ここまで男性を排除する一文が帯に踊る百合作品は後にも先にもないのではないか。
例えば男性に隠れて、とか、男性を避ける、という秘密の香りに満ちていたその「秘密」こそが百合だというのが旧来の雰囲気だったものを、こうまで明るく闊達に排除を宣言した帯はほかにない。

この一句は恐らく売るために極端に作風を言い表し凝縮した宣伝文句そのものだろうとわかるのだが、この一句のために大北神作品をミサンドリーと同一視するレビューを見たことがあった。
ミサンドリーとは普通の男性をも嫌悪したり悪者扱いすることだと思うが、大北神作品の少女たちは男性を憎しみはしてもその相手には憎むべき素質がある。ミサンドリーの作品などではないのだ。普遍的な男性を男性というだけで憎むことをミサンドリーというのだが、そのような無分別な視点はどこにも一切微塵もない。

恐らくは彼女たちが怒ったり嘆いたりしていてそれが男性に向かうものとして描かれているので、そのように表現されたのだろう。
しかし先述の通りに彼女たちの怒りは相手が悪辣残酷で人生を踏みにじられているために生じる正当なものだ。
あれがミサンドリーなら週刊少年ジャンプ連載尾田栄一郎著の「ONEPIECE」はもうすごいミサンドリーだといわざるをえない。

では彼女たちの怒りはどこから生じどこへ向かうのか。
それは複雑な社会への怒りであり、けして男性排除や自らの関係の禁断性からの抑圧などではない。中には恋情などかけらも微塵も互いに抱いていない関係性も描かれている。彼女たちは手をとりあって逃げたり蔑みあったり罵ったりもするのだが、その怒りはけして恋情から生じる悲しみではない。

女であることへの不本意、その不自由への怒りだ。
けれどもその不自由は男なんて死ねばいいというだけで言い尽くせるほど短慮な憎悪ではないように思われる。
男だけではない。
愛されなかった者が女であるというだけで愛されなかった時に感じる憎悪はただ「男が憎い」というだけではない。
社会慣習が憎い、男が憎い、ともすると、自分を愛さないあなたが憎い、となる。
この憎しみを百合とあらわさずとして何とする。尊いというほかに何か言葉があるか。
たったひとつを愛する余りにその愛が得られないあまりに一切を憎む、大北紘子神作品では、その露骨な台詞も描線も輝く石のような目の表現も尊い

第一がこの素晴らしい絵の前に何か言うのも野暮だ。
恐らくはこの過激なコピーは「裸足のキメラ」収録「花々に似た蟲」の登場人物(凄く好きな人物です)の台詞「世界中の女たちは心の何処かで男はみんな消えちまえって思ってるわ…」をシンプルに整理しただけの惹句であったろう。

これはもしかしたらセパレイティスト、女性だけの世界を望む者の心境かもしれないが、「花々に似た蟲」を一読すれば、この台詞の憎しみの向かうところが男性といった世界の半分を占める生物だけに茫漠と向けられているだけではないのがわかる、はずだ。

紹介が長くなった。

とにかくそんな大北先生の作品をもう一度読みたいと思っていたところに新連載「楽園の神娘―クロリス―」が講談社「good! アフタヌーン」で開始されたというのだ。
ありがとう護国寺、ありがとう講談社

 

「楽園の神娘―クロリス―」の主役は男女コンビだ。しかし登場する敵役の少女たちにすべてに花の名がついている。植物モチーフの女の子たちなわけで…つまりまあなんというか待ち焦がれていた大北紘子先生の女の子たちがたくさん出る漫画だった。そして画面がすごく冴えている。そこには抑えられていた何かが爆発していた。

つまり百合だけでは表現されきっていなかった社会的視点とか大人の視点、学生の世界ではありえない俯瞰の視点があった。そこで少女たちが暴れまわっている。

過去作品のことを少し語ってみようか、とつぶやいてみるのも当然だ。
しかしてそれが神が聞いてくださるという。
私の語りを。

まじか、としか言えない。


いや、神の作品の魅力を語ろうと言うのを神そのものが聞くというのは私としてはありがたい一方で「プレイ」としか思えない。羞恥プレイの意だ。いやもう羞恥の領域を超えて懺悔では? 何の懺悔かはわからないけれども!
神への萌え、すなわち祈りを述べるわけだからその祈りをご本体が聞き届けるのは自然なことなのかもしれない。プレイというのは祈りという意味もあることだし…。

どう考えても僭越至極すぎて私の身に余る光栄すぎて緊張する。

しかし、聞いてくださるというのだ。これはまじめにやらないわけにいかない。
いや、最初からまじめにやるつもりだったけれども。

 

訴えたかったこととして、大北先生の百合作品の作風は「反転百合」ではないかということだ。
対極の立場にある女と女の視点や身分がある日突然反転する。
それまでの過程とそれからを描く緊密な場面の連続。
それを勝手に反転百合とあらわしたい。
そのことについて共感を得たい。
その一心を語ってみたかった。

既に三冊刊行された作品の作風には「現代もの」と「それ以外」があり、「それ以外」はいわばファンタジーやSFのテイストを含んでおり、そちらには長編にもなりうる要素のあることを、つまり百合を超えたエンターテイメントであることを訴えたかった。

それぞれの作品のタイトルを記しておく。

【月と泥】

月と泥 

六花にかくれて 

好きの海の底

しあわせにしてほしい

丘上の約束

鎖の斬手

鎖の少女たち


【裸足のキメラ】

裸足のキメラ

名もなき草の花の野に

欠け落ちて盗めるこころ

裸足のキメラ

はんぶんこ

花々に似た蟲

愛と仕事と金の話をしよう

この花がしおれるころに


【Vespa】

play:1

play:2

play:3

インソムニアガール

7年9ヶ月前の甘味

18日前の黒色

15年と6ヶ月前の秘密

以上、タイトルだけで詩が感じられることが伝わるだろうか。
これらを「現代もの」「それ以外」に大別して語ることにした。
いずれこれらはnoteでも大別して少しずつ綴っていきたいのだが。


しかし配信にあたりこれほど緊張しかないものなのだろうか、ツイキャスとは。
本当に神は降臨するのだろうか、ご視聴くださるのだろうか…と信者あるまじき疑念を抱かないわけでもなかった。
神を信じて殉教する聖者って本当になんていうかすごいなとも思った。だって自分なんかもうほんとまじドキドキしすぎて真っ先に疑ってるもの、どっきりじゃないかって。
でもこのアカウント本物だもの、大北先生だもの。でも、あの。でも、え、まじで。

そんな独言状態に陥りながらも私はバッテリーを購入し先生の作品を再読し観点を改めた。いいんだ、神が聞いていようとも粗相をしてしまうかもしれない緊張に既に失禁していても私は大北先生の作品について語りたい。それだけの一心だ。

震えながらも予告した日時にツイキャスを始めた。実際ツイキャスを行うのが初めてだ。何度も言うが緊張しかない。
部屋でなく近所のカラオケボックスで行うことにした。だが予定していた店はもう満員で(それはそうだ12月だ)、時間が大幅に押したし、最初の二十分はミュート状態で声が配信されていなかった。そのことを視聴者に指摘していただけて救われるほどのビギナーだった。こんな配信を神が聞いてくれるわけがない。むしろこれ聞かれたくないなというポカ具合だ。

本当にご降臨があるのか…という心持ちに至る以前にまずツイキャス初心者として単純に恥ずかしさと緊張があり、もうどうしようもなく不安を抱えつつ語りをすすめていった。

ツイキャスという放送は配信中にリスナーの方からアイコンをプレゼントしていただける仕様がある。
12月10日の20時16分、それは起きた。
ある方からケーキのアイコンが飛んできた。
それが…つまり…

それが大北先生からのケーキだった。

絶句しそうになったが、ツイキャスの性質上沈黙してはいけない。

先生からケーキが飛んだ途端、天変地異かというほどに心臓が高鳴り動揺するとともにカラオケボックスのBGMが途切れスマートフォンは電源消耗を知らせるアラームを鳴らし、もう本当大変な事態に陥った。

もう本当…

『今死んでもいい』と心から感じたわけで…

 

なんとかそれを配信し終えた夜、帰宅して、準備のために放置していた洗濯物をコインランドリーに運び、飯を食い、大きめのスーパー銭湯へ向かう道中、その中央線沿線沿いの酒場のすっかり減った夜道でも、泣かずにやりすごしたのは実感がなかったためだ。

結果としては本当に私と同じ大北神ファン、いやもう大北患者と呼べる連綿としたファンが集い、話を聞いてくださった。

それだけでも幸福なものを、大北神が降臨してくださった。しかし、あまりに理解を超えるためによくわかっていなかった。

けれども、帰宅して改めて録画を編集しツイッターアカウントをひらいたとき、先生からDMがきているのに気付き、そこにとても丁重な御礼のお言葉、過去作品に関する言及、そして未公開の完成されたネーム作品のデータリンクが貼られているのを見た時、そしてそのデータをダウンロードして拝読しているうちにそこにある物語の一切とそのラストがあまりに嬉しくて感激して私は泣き崩れた。

大北作品を語る上でその魅力としてラストの反転という点がある。
私の賜ったその作品のラスト、そこには私が今まで見たことのない「大北紘子」のラストがあった。
何故、これを私は百合姫誌上で読んでいないんだろうとも感じた。なんという報いだ、とも思った。
あの配信にこのような宝で報いて下さるほどに私は大きなことはしていない。
けれどもDMのメッセージを受けて先生が神でなく人間として創作者としてファンの声を受け取って下さったことをようやく五感で認めて感激した。


その作品についてはまた改めて語るが、そのネームは「シェパーズパース」というタイトルでピクシブにも公開されている作品だ。

www.pixiv.net

 

まるでタイムカプセルを開いたら本当は昔生まれたものなのに、真新しいメッセージを伴ってそこに存在していて、ものすごく新鮮なものとし眩しく映えた。

私の、いや、どんな人間でもそうだろうが、何かを「推す」とき。その「ファン」としての振る舞いは一種の現実から逸脱したいがための反動であるだろう。けれどもそれでもいいのだと思った。こんなありがたい宝物が賜る、その報いがあるなら。

こんなに遥かに頭上の天にある宝物であるはずなのに、今の自分に必要なものにしか見えない内容だった。不思議だ。あの大北先生の作品で確かにあの頃の大北先生の作品なのにまったく新しい。
狂おしいくらいの約束、いや誓いの物語だった。

私のほしい台詞がたくさん詰まっていて、どうしてわかるんだろう、という気がした。

好きというだけでなく共感を引きずり出されてそれはとても乱暴な力だけど不快でなくて心地いい。そういう作風、これが大北先生だ、と思い出して思い知った。

 嬉しい。それが嬉しい。

ここにあるその作品が嬉しくてならない。


私は不躾にも先生にこの作品の、あらすじについて語るお許しを頂いた。
次回配信ではその内容についてネタバレしない範囲でのあらすじと所感を述べさせていただくお許しをいただいた。
作品そのものの形成状況について、本当に本当に不躾ながら伺ってみたところ「いつか描くかも」とのことだった。
その「いつか」という三文字に私は夢をみてしまう。

しかし確かに新連載も応援したい。

なぜ大北先生は一人しかいないのか。

もはや患者になりそうだ、大北患者に。

ひとりだけで抱えておくには殺生だけれども、だからこそ嬉しくてだからこそ宝物で、もしかしたら「いつか」の到来なんかきてほしくない。独占したい。けれどそうなると誰ともわかちあえないわけで、殺生だ、先生…
そして、この殺生なところが間違いなくつまりはもうでもそういうところからもう本当にあの作品を築いている大北先生だと感じてしまった。

配信において「Vespa」「鎖の斬手」については語りたらないし、先生から頂いた「Vespa」に関する言及も語りたいし、第一が「裸足のキメラ」表題作についての語り漏れがあったので、もう一度私は場を設けようと思う。

  Live History - krkawwa - TwitCasting


神様っているんだな。クリスマスも近いことだし。そういえば「楽園の神娘―クロリス―」連載開始前に書泉グランデで「Vespa」初版を入手できたことも奇跡だった。

ここにおける神様って、なんかもう大北先生や講談社や未だ「Vespa」初版を置いていて下さったりした書店のことでもあるけど、今言ったのは本当に神様という意味での神様だ。

実際のところ「語り」を記そうとするともっと時間がかかるものを短縮して語りきれてしまうのだが、いずれ配信した内容はnoteなどでまた改めて作品ごとに少しずつ綴っていこうと思う。「ゆりがたり」も続けようと思う。

 

大北先生を、心から敬愛している。 好きでいて、良かった。

 

afternoon.moae.jp

  

楽園の神娘(1) (アフタヌーンKC)

楽園の神娘(1) (アフタヌーンKC)

 

 

裸足のキメラ (百合姫コミックス)

裸足のキメラ (百合姫コミックス)

 

 

Vespa (百合姫コミックス)

Vespa (百合姫コミックス)

 

 

 

月と泥 (百合姫コミックス)

月と泥 (百合姫コミックス)

 

 

「ふじょ☆ゆり」『死蔵』防止キャンペーン

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c93冬コミ当選したのでお知らせします。

12/30 東3ア20b「甘辛パラダイス」で参加予定です。
今回の新刊は大人の女子二人が同居してわちゃわちゃする百合です。
実在の家電が毎回登場する短編連作をカクヨムなどで綴っておりまして、それをまとめて発行する予定です。

kakuyomu.jp


既刊の「ふじょゆり。」と「ふじょ☆ゆり」も置きます。
「ふじょ☆ゆり」は腐女子腐女子のラブコメ百合ラノベです。
COMIC ZIN様で置いていただいています。

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 ふじょ☆ゆり あのこにヒミツを知られたら

この「ふじょ☆ゆり」、完売には至らずとも前回コミケ参加時に予想を上回る数で頒布させていただいたのですが、コメントやご感想がほぼ出てこない…理由は色々あるのかもしれないのですが、どうやら積読されているのではないかと作者的に危惧しています。
夏にこの本を入手してくださったかたは是非序盤だけでも…いや中盤の学園祭の場面くらいまで…いやいや…最後まで読了して、そして番外編も全部完全読了していただきたい。
そう考えました。
そこでキャンペーンのご登場です。(?)

当該作品「ふじょ☆ゆり」を読了してご感想をツイッターでつぶやいていただいた方は冬コミ当日の新刊「愚図にトリセツは存在しない」を100円割引させていただきます。
でもそんなに数いないかもしれないから先着5名まで!

冬コミ当日までに「#腐女子百合付箋」「#fjyr」というタグで「ふじょ☆ゆり」のご感想をつぶやいてくださった方を対象にします。

ちなみに既に1名ご感想を頂いているのですが(ありがとうございます!)プラスであと5名募集って感じです。

ちなみにこのキャンペーン参加時点で、そのコメントはハンドルネーム含めてコミケ当日にディスプレイとして活用させていただきます。(付箋に書いたりボードに貼ったりするなどの簡素なものですが)なので、もしもハンネ利用不可の場合はお聞かせ下さい。
この冊子は過去に無料で電子書籍として販売していたものでもあるので、夏コミ冊子入手していなくてもかまわないです。過去に既読の方は参加権利があります。

参加条件は…
冬コミ参加可能 ○
・読了しているとわかるコメント ○
冬コミ当日のディスプレイにハンネつきでコメントを用いてよい △(ハンネ利用不可の方はお知らせ下さい)
以上です。


もし当日までに5名に満たなかった場合はサークルスペースお立ち寄りの際にもその場で記入して参加していただけます。
なので、既読の方で冬の新刊入手検討頂いている方は是非ご活用いただけますと幸いです。

正直言って性善説に拠っているキャンペーンなので「面白かった」「楽しかった」という誰でもつぶやける一言だけ、などはナシでお願いします。
キャンペーンという以上は頒布を促進するようなコメント募集です。disやネガティブなコメントはキャンペーン対象外とします。すまん。個人的にはそうしたコメントもありがたく頂戴しますが、それはタグをつけずにリプライでくださればと思います!

あと普通にご感想くださる方は普通にリプライくださいますと幸いです!(引用RTとかしてしまうかもしれませんが)

まじめな話をしますが見も知らぬ素人の書いた長編小説を読了してくださる方ってあんまりいません。お手にとって下さるだけでありがたいです。


実は、複数の作品をカクヨムで更新していまして、アクセス状況を見ていて気付いたことがあります。
どんな作品でも読み手は最初の段階で半分は読者としては消えるのです。これはどんなヒット作品でもどうもそうであるようなのです。

まずこれが「ふじょ☆ゆり」のアクセス数。

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プロローグから第一章までは導入数多いですが第二章から半減しています。

(それでもプロローグ→第一章までの導入率の高さは異様に高い方だと自慢しておきますが)

そしてこれがカクヨム開闢直後、話題になりすぎてヤフーニュースにもなって受賞し既に出版されている「横浜駅SF」のアクセス数。

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知名度が高そうなので引用させていただきましたが、やはり第一話から第二話の移行で半減しているのです。しかしすげえアクセス数で心が折れるな…


初見で半分消える。

これがどうやらweb小説の法則です。でもこれ恐らくイラストでも漫画でも適用されるんじゃないかなー。導線の話。

まあとにかく、その半数が肝心です。

序盤を残った方はその時点で定着率が高いです。徐々に読み進めて下さる。

けれども、やはりページが進むにつれて読者人口は減っていきます。

何でかっていうと、つまらないと感じさせてしまうから。先が読めるから、キャラに魅力がない、展開として無理な一文があったから、など色々と原因は考えられるんですが単純に読み手が忙しくなったからとか、映画や漫画のが面白いとか、ツイッターのが面白いとかソシャゲやアニメのが面白いといった理由もあると思います。失恋したり恋愛したりして読書どころじゃなくなったとか、そもそも三次元の人生というコンテンツがあるからそれどころじゃなくなったとかな…

 

紙の本という時点で実はスマートフォンに色々と勝ちを譲っているのです、同人誌発行している時点で。私はそれを知っていたのですが、それでもこの作品を同人誌にしました。作品が長ければ長いほど読者が増える、というわけでもないのですが、この「最初で半分消える」法則は例え有料で入手されたものでもあてはまると思っています。

頒布数を明かすことはしませんが、夏コミでは持ち込み数の半分は人様の手に渡っています。けれども、その中で半数は読了されずにいてもおかしくないと感じています。
是非読んでいただきたい。

夏コミではサークルスペースにポスターやクロスを置きませんでした。
「ふじょ☆ゆり」は水菜様のおかげで表紙も挿絵も素晴らしいものとなっておりますが、私が頒布したものは「小説」なのでポスターやクロスを置くのはなんかずるい気がしたからです。
もちろん表紙に魅かれてくださった方もいると思いますが、夏コミの新刊はB6でもA5でもなく文庫サイズなので明らかに初見で中身は小説だとわかるようになっています。
初見で漫画だと思わせるのはなんか詐欺ではないかという気が以下略。

 

そういうディスプレイとサイズから絵的な要素がないにも関わらずお手にとってくださった時点で、それなりに表紙やあらすじを見てご興味もってくださった時点で、何か心にフィットするものがあるのではないかと思います。

小説と気付いてお手にとってくださった時点で、漫画やイラストにはない小説の魅力を知っているのではと思うのです。
そして、小説の魅力を少しでもあの作品から覚えていただければ幸いなので…是非、最後まで読んでいただきたい所存です。
『死蔵』されるのは避けたい。

もしツイッターでの参加が恥ずかしい方は当日スペースに付箋用意しておきますので! そして当日参加の場合は10名くらいまで枠を増やすかもしれない。

ご興味ある方におかれましては頭の隅に置いておいてくださいますと幸いです。
宜しくお願い致します!

 

※ちなみにサークルスペースでのキャンペーン適用時の本人確認方法は追ってお知らせします。