「双子百合えっちアンソロジー」レビュー

久しぶりにレビューです。この記事では「双子百合えっちアンソロジー一迅社刊/百合姫コミックス/3月27日発行)について語ります。

はじめに

最初に伝えておきますと「双子百合えっちアンソロジー「双子+女子百合えっち」の配分は8点中3点です。

そのため、「双子百合えっち」だけを見たい、「双子+女子百合」がひとつでも入っていればそれは「双子百合えっち」といわない、という方にはおすすめできません。

ですが、「双子百合えっちアンソロジー「双子百合えっち」5/8全体の半分以上を占めているのです。

その上、「双子+女子百合」のうち1点は「双子百合えっちと双子+女子百合えっち」です。

これが「双子百合えっちアンソロジーに占める「双子百合えっち」の割合として多いか少ないかは各人の判断にお任せします。

 

 「双子百合えっちアンソロジー」レビュー

☆とろけて、まざって、ひとつになって/甘露あめ先生【双子百合えっち/双子+百合えっち】

纏(まとい)と塁(かさね)は「二人で一つ」という表現すら拒むほどに互いをひとつの自己として感じる双子。お互いとひとつに戻りたいくらい愛し合ってる。けれどクラスの委員長から二人の差を意識させるような発言を受けてお仕置きすることに…。

外見もそっくり、中身も似たもの同士の小悪魔系です。委員長が双子から愛される流れです。

 

☆双子に愛されています/すと先生【双子+女子百合えっち】

大学生の来栖さおりは教え子のこはるとひよりと付き合っている。どちらを選ぶこともできないのが悩みの種。今日はおうちでデートの日だが、積極的な双子に迫られて…。

髪型は別ですが外見もそっくり、中身も似たもの同士の天使系双子です。タイトルは「愛されています」ですがベッドでは双子を愛する描写です。両さんは出ません。

 

☆いましたしまい/白玉もち先生【双子百合えっち】

神奈(かな)と妃奈(ひな)はよく似た双子。鏡に向き合った自分を見て相手のように見えると言い出す神奈は、鏡の前で妃奈なら恥ずかしくてしないような真似を始めて…。

外見はそっくりですが、神奈の方が意地悪で独占欲強めの小悪魔+天使系。いちゃラブ度が高い一方、ラストがスリリングです。

 

☆双眼/雛原えみ先生【双子百合えっち】

正反対の双子、姉の清(さや)と妹の聖(ひじり)。昔から社交的だった姉の清に置いていかれるような不安を感じる清。不安を隠すように姉と同じ目を眼帯で覆う妹を、姉はやさしくかき乱す。

外見は正反対で中身も対照的。不安がっている妹に気付かないような姉ですが、実は…という天使も悪魔も内在する二人。気持ちの描写や流れが丁寧でかなり好きなお話です。

 

☆Dum&Dee/あおと響先生【双子+女子百合えっち】

仕事でお疲れ気味の主人公・うる美のもとに、突然転がり込んだ義理の双子姉妹亜夢(あむ)と夜夢(やむ)。夕食から入浴から就寝までおはようからおやすみまであなたの暮らしを見つめる双子が常に主人公を愛しまくるふわふわ百合です。えっちな場面は双子に愛される感じですが、がっつり…ではなくゆるふわ小悪魔百合えっちです。外見も中身もそっくり双子です。とてもとても(二回)大好きです。ご飯三杯と百合えっち、最高です。

 

☆Gemini/コダマナオコ先生【双子百合えっち】

一卵性の双生児・莉乃(りの)と佳乃(かの)。けれど外見を利用されて佳乃の前でプライバシーを保てない莉乃。一方でLINEばかりする佳乃の相手が気になってしまうように。果たして、その相手は…? 

印象的な台詞と双子の同一性を軸にお互いの感情を描き出していく過程。最初の一言目から惹きつけられ、その緊張感がいつしか蕩けて百合えっちになだれ込む描写、即ち尊い。好きです。好きばっかり言っていて、もはやレビューではありませんが…。

外見そっくりで髪型だけ別、一方が小悪魔系の対照的な二人。いつも本当にありがとうございます。愛してます。(謝辞) 

 

☆フタゴディファレンス/焼肉定食先生【双子百合えっち】

ベッドでいちゃつくそっくりの双子、芽生(めい)と芽愛(めあ)。友達に二人の違いを指摘されて怒る芽愛と、それを宥める芽生。芽愛のこだわりと芽生の気持ちは別々なようでいて、実は…?

恐らく「双子百合えっちアンソロジー」中、一番えっちな短編です。外見もそっくりですが少しだけこだわりが違う二人のオンリーユーないちゃいちゃ百合えっちです。

 

☆双子引力/凡竜先生【双子百合えっち】

連星に双子を重ねる導入から始まる、リサと妹のルイのエピソード。体重も運動量もシンクロしてしまう二人。性感もシンクロしてしまい、互いのえっちな気持ちを感じ取ってしまう。双子の共感性を生かした描写と、主役であるリサの気だるげな視点がかっこいいです。

外見も中身も別々。無邪気な妹としっかり者の姉です。

かなり個人的な所感ですが、天体に百合を見出す癖がある私にとって導入部がぐっときました。この二人の日常も面白そうです。 演出にもこだわりを感じました。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです!

 

 CM

最後の最後に恐縮ですが、便乗します。宣伝です。

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あおと響先生が作画イラストをふんだんに描いてくださった「初恋シグナル」百合ルートノベライズもよろしくお願いします。ほのかな初恋を描く甘く切ない百合ラブストーリー。どなたでも安心して読んでいただけます。

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