創作百合小説同人誌の文庫表紙と装丁 ~構図、それはデザイン(直訳)~

コミケット96当選しました。3日目南2-ウ17aです。

C96サークル参加が決まりました。今回はお誕生日席です。はわわ…(古風感嘆詞)

めでたくコミケ連続当選五回目でサークル参加三周年でもあります。

特にきりがいいとかすごく長いわけでもないのですが…。

この機会に既刊の紹介も兼ねてこれまで出した百合小説同人誌の装丁をお見せしたいと思います。

ちなみに印刷所はすべてポプルス様です。大人百合の本以外は全て在庫ありです。是非お迎えにきてほしいというPRもかねての紹介です。

中身の紹介はホームページのリンク先から御覧頂けます。

http://suiyouku.hanabie.com/ 

腐女子百合小説の装丁

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タイトルは「ふじょ☆ゆり ~あの子にヒミツを知られたら~」。発行は2017年夏。

カバーはコート110k(クリアPP)です。以下の既刊のカバー装丁はすべて同じです。

表紙は”色上質最厚口・さくら”。本文は”白上質70k”。

ページ数はなんと452ページもあります。イラストは水菜アナゴ様。

とにかく久しぶりの同人誌活動だったので装丁は「失敗しない」ことを目指しました。

とにかく明るくて軽くてはしゃいでる感じ。

表紙二人の制服はイラスト担当の水菜様とああでもないこうでもないと考案してデザインを決めました。二人のポージングは実は社交ダンスのペアのポーズから探し出しました。びしっと! でもちょっとおちゃらけた感じに、と。作中で主人公が魔女っこっぽいコスプレをしたり特撮っぽいコスプレをしたり色々しているので、とにかく楽しくという雰囲気です。

時間がなくて誤字脱字が多かったり改行が不自然だったりする部分もあり、反省点も多々ありますが愛しい本です。

イラスト担当の水菜様は2011年くらいに某社のオンライン投稿サイトでコラボしたりお話するようになって以来ずっと「ふじょ☆ゆり」のイラストをご担当頂いているのでとても長く御世話になっております。感謝しております。

ちなみに当面はメロンブックスさんでもご購入頂けます。

https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=31970

 

吸血鬼百合小説の装丁

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タイトルは「VとRのやさしい盟約」

発行は2018年夏。表紙は ”色上質最厚口・肌”で本文用紙は”淡クリームキンマリ70k”です。ページ数は104ページです。

イラストは餡掛てけ様。

ファンタジックな設定の百合同人誌は初で表紙構図は冒険しています。背景なしにしました。

「殺伐百合」なジャンルだと思います。

中世ヨーロッパを舞台としているのでシックな雰囲気のフォントと装丁にしました。表紙担当の餡掛てけ様は艦これ二次創作の頃からファンで思い切ってお願いしたらご快諾くださったのでした。更にファンになりました。

ちなみに当面はメロンブックスさんでもご購入頂けます。

https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=31970

電子書籍にはアダルト版もあって、えっちな場面をちょっとずつ追加してます。

乙女百合(TL百合/夢百合)小説の装丁

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タイトルは「百合ンセス☆ソプラノ姫は人魚に恋する」。発行は2019年冬。

表紙は”色上質最厚口・水”で本文は”白上質90k”です。ページ数は76ページです。

イラストは紫のあ様。

ボカロを想定した「ムジコロイド」という音楽ツールが登場するお話なので、初音ミク感を出したかったという気持ちがあり、水色を基調としてイラストをお願いして表紙も水色の紙を指定しました。

「百合ンセス」とは何かといいますと、プリンセス+百合の造語です。夢百合、乙女百合、TL百合であることを主張したかったという感じです。

紫のあ様はガレットワークス様発行の「ガレット・meets3」で私の書いた百合SSを基にしたイメージイラストを描いてくださる機会がありまして、兼ねてより絵が素敵なのでいつかお願いしたいと感じていたのでやはり勇気を出しました。ガチファンです。

ちなみに当面はメロンブックスさんでもご購入頂けます。

https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=31970

 

番外・大人百合小説の装丁(完売済)

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タイトルは「愚図にトリセツは存在しない」。2018年冬発行。

ありがたいことにこちらは完売してます…! そのため、カバー全体像を。

表紙は”白上質180k”で本文は”淡クリームキンマリ70k”です。ページ数は140ページです。

イラストはあおい華葉様。
このお話は連作短編で、季節に応じて十二か月分の家電を登場させて短編を綴っていく、という方式で書いていました。序盤は既に物語が出来上がっていたので、それにいくつかの展開を加えながら書き上げました。

イラスト担当のあおい様はいくつもの百合と性癖をツイッターで展開されていて、百合がお好きで、相互フォローしていただいていて、それをいいことにお願いしたのでした。実は別の方に依頼予定だったところを変更が必要となり急遽お願いさせて頂きました。それにも関わらず、即対応してくださいました。神…。大人の女性二人の情景、といったゆる小説ですが、その雰囲気にこれ以上ないくらい合っているイラストをくださってはしゃぎが止まらなかったです。神です。

完売してますが電子書籍で取り扱いがあります。

Amazon.co.jp: こさめ:作品一覧、著者略歴

 

カバー/裏表紙

ここからは、特に在庫のある分に絞ってテーマごとに装丁をお見せします。まずはカバーや裏表紙。

こちらは「ふじょ☆ゆり」裏表紙です。

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裏は主役二人を縮小してあらすじを大きくみせました。特筆すべきはやはり背表紙でしょうか。厚みがあるので…。

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大好きな作家先生に「こんなに分厚い同人誌初めて見ました」と仰って頂けたくらいに厚い。21mmあります。

続いては吸血鬼百合小説。

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吸血鬼ヴィオレータと吸血鬼狩り少女のルジャとが対立して、お互いに睨み、見つめあっているイメージでこのような構図で指定させていただきました。背景がないのは、コストに限りがあったためでもありますが、とにかくキャラをみてほしかったというのもあります。大写しの人物二名を描いてくださった餡掛様に感謝しております。

そして乙女百合小説の裏表紙とカバーです。

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表紙と同じイラストを裏側に大きめにうつすという構図で「ふじょ☆ゆり」とは逆の構造です。裏表紙のあらすじ部分の文字が少し沈んでしまったのが無念。この本で初めて背景をイラスト担当の方にお願いして、描いて頂きました。紫のあ様ありがとうございます。

え…? どうしたんですか? 本がほしくなってきたんですか?

大丈夫ですよ。当面はメロンブックスさんに在庫があります。

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表紙

カバー中の表紙を並べてみます。こちらは腐女子百合。水菜さんから頂いたラフを設定資料的に掲載しました。裏表紙にもラフがあります。

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 吸血鬼百合の表紙はこちら。張り切って作ったロゴを使いたかったのです。

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乙女百合に至ってはロゴだけでなく「概念」を説明しています。

オタクなので概念の説明が好き。

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どうしたの? 顔色が悪いわ。え? 同人誌がほしい? またあ!? あんた、何回目よ。あなたの能力じゃ、これ以上、”アレ”の補給はだめだってば…。

……。

わかったわ。今回だけよ。

ただし、上の連中には内緒にしてよね! 

いけない、誰か来る! 通販へのリンクはこっちよ。さあ、早く!

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目次

目次なんて見ても面白くないかもしれませんが、まあそう言わないで? ね…?

目次があると小説文庫っぽさがぐっと増します。こちらは完売している大人百合の目次。横組です。短編連作なので目次は必須ですが、十二ヶ月をテーマにしていることが目次から伝わるのではないかと。

冬の章だけ少し離れているのですが、視点が主役変更していて、番外っぽい部分です。だから余白をいれてます。(本編は主人公視点で、1-3月だけ視点が相手側)

出版されている本で目次にこのような空きが入ることはありません。

でも同人誌なので自由にやってます。

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こちらは吸血鬼百合です。縦組です。

章立てをせずに一本で書き上げたのでシンプルです。

これはこれで迫力があって好き。手抜きではないぜ。

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お嬢様、何ですって? 

本が気になりすぎて手足が震えてきた? 

それはいけませんね。さあ、あたたかい毛布です。ココアをどうぞ。

え…? 足りない? 足りないんですか?

大丈夫です。いつだって私はお嬢様の味方です。

こちらに当面はメロンブックスさんの在庫があります。

もう慌てないで大丈夫ですよ。ゆっくりとアクセスしてください。

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本文・組版

まずは腐女子百合の本文。

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この本は厚いのですが文字組みもぎっしりです。

元は小説の投稿賞に応募していた作品なのでラノベの投稿用としてはそれほど長編ではないです。分厚い理由は番外編が多いから。

ページ数の多さや厚さと面白いかどうかは関係ないと思っているので取り立ててページ数はPRしていません。長いけれど、読みやすい文にしたつもりです。

お次は大人百合の文字組です。

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こちらもぎっしりです。ただ、会話劇という作品の性質上読みやすい雰囲気があるかも。前作の腐女子百合のサイズ感を引き継いでいるのですが、腐女子百合と近い雰囲気の別のフォントに変えていたと思います。多分…確か…。

そして吸血鬼百合。

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書体をオシャレにしてみました。前の二冊とかなり違う雰囲気の書体です。

文字間が空きすぎているのが反省点です。

お次は乙女百合です。

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文字が少し大きいですが、最近の新聞や文庫の文字は拡大傾向にあることを鑑みて読みやすくしてみようと意図したものです。話の内容も童話的なので大きめで調整してみました。サイズについては大きい方がいいか、また小さめに戻すか迷ってます。

そして通販こちらhttps://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=31970

折り返し・見返し

じゃーん!(ジングル)

電子書籍には存在しない紙の本の良さ、見返しです。本の見返しが大好き。愛してる。本文でないのにとても得したように感じられる素敵な余白、そなたの名は見返し…。

こちらは吸血鬼百合の見返しです。表紙ではロゴが邪魔してたイラストのみを掲載してます。じっくり見て頂きたいという気持ちです。

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こちらは腐女子百合ですが、人物紹介を掲載しています。

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とにかく情報が多くて頭からしっぽまであんこぎっしり鯛焼きみたいな本です。人物紹介を見返しに載せるのは夢だったので張り切ってやりました。

主役二人の女子高生感を出したくて手書きっぽい文字を使いました。遊びのあるフォントは表紙に使いづらいので、ここで。

そして、過去に出した電子書籍版の表紙イラストを裏(?)の見返しに掲載しています。付録感があるかも。

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そうですか…。

やはり、あなたもほしくなってきたんですね。

しかし、あれは…あれはなかなか手に入るものではないんですよ。

どうしても…ですか。どうしても、と…? 

あなたがそこまで言うなら仕方ありません。

おい、あれを持ってこい!(二回大きく手を叩き使いの者を呼ぶ)

さ、こちらが通販へのリンクですよ。

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ロゴ

実は吸血鬼百合あたりからロゴに力をいれるようになりまして…

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裏表紙でこのように主役二人イニシャルロゴを作成してます。

けれども背表紙にあしらったところ…

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背厚がなさすぎてミクロの世界に。顕微鏡で見ていただくしかない。

この反省を生かして乙女百合ではロゴを表紙にうつしてきています。

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ちなみに大人百合あたりからロゴを頑張りはじめていました。 

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え、まじ! え? 在庫? 在庫ほしいん? 

めちゃわかる~! 

うちも今同人誌買ってほしいって思ってた! 

もううちらマジガチ友じゃん? ずっ友じゃん? 

はい、これ、うちのリンク~! メロンブックス~! 

あ、うちらだけの秘密だかんね?

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挿絵

挿絵があるのは「ふじょ☆ゆり」だけです。作品の初出が随分昔で、その間に媒体を移動しながら絵をお願いしてきたので、年月と共に増えていったのです。同人誌発行にあたり追加して頂いた挿絵を含めれば全部で五点収録されています。

どれもかわいいです。水菜さんありがとう☆パート2。

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腐女子百合本は色々と豪華でとにかく特別感があります。(創作百合小説文庫としては初めての本ですがそれまでの創作の集大成として発行していたので充実している)

そして通販リンクです。

ダイマにお付き合いくださいましてありがとうございました。

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まとめ

装丁の大半は私の力ではなく九割はイラスト担当の方のお力添えによるものです。

好きな方にあれもこれもとお願いして欲を開放するだけではならない。何卒末永く…という気持ちと勇気のバランスが大切だと思ってます。うまくやれているのかどうかは常に自信がないです。時間と予算の限られた状況で引き受けて頂けるだけでも尊く、本が出来た時の感慨は言い尽くせないものがあります。だからこそ、そのような神々の飾る表紙の本を手にとって下さったらそれはもう至福です。

再三リンクを貼らせて頂きましたが、返本後に通販在庫はなくなります。

即売会でお迎えしてくださると通販より割安でもあります。

気になる本がありましたら是非コミックマーケット96でお迎えにきてやってください。

宜しくお願い致します。