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「私と彼女の腐った事情」挿絵のラフが届きました。


「あの変態…いいよね」
 この鍵はあしほの扉を解放させた。秘密の維持に執着してきたあしほにとって、それは解放だった。希望とともに、あしほの内なる萌えは外側の世界で承認される可能性を見出し肯定に至る。全ての精気を奪いつくされたような表情を浮かべたのち、その唇がきゅっと引き結ばれた。親鳥を見あげる雛の真摯な光を宿して、あしほは蘭を見あげる。真っ赤になって、
「うんっ…」
 と、頷いた。
 ――落ちた。

「私と彼女の腐った事情」より抜粋 
http://slib.net/27478 



前回のラフに続き、水菜アナゴ様()から拙作の挿絵のラフが到着しました。せっかくなので、該当する場面とあわせてこちらにご紹介します。
既にテキストのみ「星空文庫」で公開している拙作ですが、いずれ電子書籍としても公開予定です。水菜様はその際の挿絵をお願いしております。

番外編は綴っているのですが、本編はこういう雰囲気の始まり方なんです。
腐女子腐女子で百合なんですが、片方の子はギャルでオープンな腐女子。主人公はクローゼットのなかに隠れている完璧まじめで優等生な腐女子です。ギャルの子に秘密を知られちゃって、主人公の平穏な日々は崩れまくっていく…という物語です。
とにかく、事件事件事件! を意識しているので、展開が早いですが、伏線は全部回収しているつもりの完結した物語です。

この素敵過ぎるラフが興味をもっていただけるきっかけになることを祈りつつ、披露させていただきます。

水菜さまには本当に感謝です。贅沢させていただいておりますですよ。眼福。
絵の力ってすごい。「瞳」とか「まなざし」を文字でない表現で伝えられるって、すごいと思う。